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 昨年の秋に発表された横須賀市の公有地売却問題は市民に多くの疑念と不安を抱かせた。

 横須賀市日の出町の(学法)湘南学院の隣地の市有地を、全国でボーリング場とスロットマシンの機械をメインにアミューズメント施設を展開している(株)ラウンド・ワンに売却を決定したとの報である。

 まさか市の土地をゲームセンターに売ることなど信じられない暴挙であり、学校の隣地にとなると教育そのものをどう考えているのかとの抗議の声が相次いだ。

 湘南学院は直ちに教職員、 PTA の会議が開かれ反対の声を上げた。そして白紙撤回を求めて議会に請願書を提出することになった。

 学校の呼びかけに 17,000 名の署名がアッという間に寄せられた。 特に田戸小や諏訪小の PTA 、日の出町、米が浜の町内の方々の反応は早く精力的に活動が展開された。

 請願書は議会に新政会、自民党、公明党はじめ無所属の議員も署名者になっていただき提出された。

  残念ながら研政21の議員からは拒否をされ、全会一致とはならなかった。

 12月議会では継続審査となり、何故なのかという疑問は一層市民の間で広がっていった。 その間どういう形でラウンド・ワンに売却が決定されたのか次々に明らかになっていった。

 3,000 坪の市有地を売却の条件として

@ 価格は坪57万円
A 住宅は不可
B 大型物販店不可
C 飲食店不可

こうした条件下で提案(プロポーザル)型で公募を行った。

 通常公有地の売却は

@ 公共的活用の意志がない
A 売却の公示を市民に知らしめる
B 高値入札の手法を優先する
C 提案型で公募する

こうした経路が一般的といえる。 しかし今回の売却方針はこのような手続きが議論されたとはとても思えないのである。

 2月23日、横須賀市議会は請願を賛成多数で採択した。市は契約を白紙に戻すことを記者会見で明言した。しかし、公募の次点はスーパー銭湯の出店のようであり、スーパー銭湯が教育環境にふさわしいかどうかは市の判断にゆだねられている。

 市は売却の経過をもう一度しっかりと市民に説明する必要がある。そうして初めて白紙となることを銘記すべきである。

 横須賀の子供達を巡る環境は本当に守られているのだろうか。医療施設は充実しているのだろうか。市民は不安を持っている。

 市は何か問われると必ず財政難を口にする。美術館を建設するお金はあっても医療福祉に充てるお金はないのだろうか。

 公有地が市民の理解を得られる活用となることを望みたい。


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